2011/05/15
明治四十二年四月十日
明治四十二年四月十日
作曲:比較的真理子
作詞:石川啄木
唄:初音ミク
一年ばかりの間
いや一と月でも
一週間でも
三日でもいい
神よ
もしあるなら、ああ、神よ
私の
願ひはこれだけだ
どうか、身体をどこか少し
こはしておくれ
痛くても関ない
どうか病気さしてくれ!
ああ! どうか……
真白な 柔らかな
そして身体が
フウワリと
何処までも
安心の谷の
底までも沈んでゆく様な
布団の上に
いや養老院の古畳の上でもいい
何も考へずにゆっくりと寝てみたい
(そのまま死んでも惜しくはない)
手足を 誰か来て
盗んで行っても知らずにゐる程
ゆっくり寝てみたい!
どうだらう!
その気持ちは!
ああ
想像するだけでも眠く
なるやうだ!
今著てゐる
この著物をー
重い、重い
この責任の著物を
脱ぎ棄てて了ったら
(ああ うっとりする!)
私のこの身体が水素のやうに
ふうわりと軽くなって
高い高い大空へ
飛んでゆくかもしれない
(「雲雀だ」)
下ではみんながさう言ふかも知れない!
あぁ!
あぁ!
死だ!
死だ!
私の願ひはこれたった一つだ!
ああ!
あ、あ、ほんとに殺すのか?
待ってくれ
ありがたい神様
あっ
ちょっと!
ほんの少し、パンを買ふだけだ
五―五―五―銭でもいい
殺すくらゐのお慈悲が
あるなら!
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作曲:比較的真理子
作詞:石川啄木
唄:初音ミク
一年ばかりの間
いや一と月でも
一週間でも
三日でもいい
神よ
もしあるなら、ああ、神よ
私の
願ひはこれだけだ
どうか、身体をどこか少し
こはしておくれ
痛くても関ない
どうか病気さしてくれ!
ああ! どうか……
真白な 柔らかな
そして身体が
フウワリと
何処までも
安心の谷の
底までも沈んでゆく様な
布団の上に
いや養老院の古畳の上でもいい
何も考へずにゆっくりと寝てみたい
(そのまま死んでも惜しくはない)
手足を 誰か来て
盗んで行っても知らずにゐる程
ゆっくり寝てみたい!
どうだらう!
その気持ちは!
ああ
想像するだけでも眠く
なるやうだ!
今著てゐる
この著物をー
重い、重い
この責任の著物を
脱ぎ棄てて了ったら
(ああ うっとりする!)
私のこの身体が水素のやうに
ふうわりと軽くなって
高い高い大空へ
飛んでゆくかもしれない
(「雲雀だ」)
下ではみんながさう言ふかも知れない!
あぁ!
あぁ!
死だ!
死だ!
私の願ひはこれたった一つだ!
ああ!
あ、あ、ほんとに殺すのか?
待ってくれ
ありがたい神様
あっ
ちょっと!
ほんの少し、パンを買ふだけだ
五―五―五―銭でもいい
殺すくらゐのお慈悲が
あるなら!
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